活弁って何?
昔、まだ映画フィルムに音がついていなかった無声映画時代
今から100年ほど前の 明治後期、大正、昭和のはじめ
日本の映画館では「無声映画×弁士による語り×生演奏」というスタイルで映画を楽しんでいました。
映画=活動写真と呼ばれ
活動写真弁士(略して、活動弁士・活弁士)の事や
活動写真×弁士つき公演の事を「活弁」と呼んでいたのです。
映画には音が付いていないので、楽士が生演奏で音楽を奏で
弁士はスクリーンの横で、セリフやト書きを独自の台本で語りました。
当時その人気は飛ぶ鳥を落とす勢い。ほぼ日本独自の文化として花開き隆盛を極めました。
(一部の国を除き、海外では無声映画は生演奏の音楽のみで楽しまれていました。)
しかし、映画に音がつくようになり活弁は過去のものに…。
ところが、時は21世紀。
進化する動画時代にこの活弁が「映画なのにライブ?新しい〜」と現代人には愉快斬新!
私もはじめて活弁を観た時に「えー、昔と思えぬ斬新さ。こんな映画の見方があったなんて!
100年前にこんな面白い映画があったの!?」と、びっくりすると共に一目惚れしました。
また、サイレント映画や活弁というと、昔懐かし大人のものと思われがちですが
実は子供さんにも大人気。洋画のコメディ、バスター・キートンに小学生も大笑い!
(動画ページから子供上映会の様子もご覧頂けます)
大人向けにはしっとりのメロドラマに、時代劇もございます。
はじめて活弁を見る方向けの入門編公演パッケージ「はじめての活弁」などもありますので
(様々なジャンルの短編組み合わせ・簡単な映画・活弁の歴史についてのトークもあり。)
どうぞお気軽にご相談下さいませ。お仕事のご依頼はお問合フォームからお願いいたします。
時代を超える温故知新エンターテインメント「活弁」をぜひあなたも体感してみてください!
公演でお会いできるのを楽しみにしております。
野外上映もとっても楽しいんですよ~。